Files10
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
洞窟につき中に中に入れば彩は入口付近の壁に呪符を張り付け麻衣達の後に続く
「ね、綾子。使役霊は皆徐霊しちゃったんでしょ?」
「そのはずだけど…でも暴風雨や高波を本当に鎮められるなら浄化した霊を引き戻すのも簡単かもね」
『なんせ神様だからね…』
二人の会話を聞きながら彩はナルに顔を向ける
「はじめよう」
合図でぼーさんの祈祷が始まり少しして入口が閉まりはじめる
彩が張った呪符が急に燃え彩は顔を歪める
『(さすが神様…一筋縄なはいかないか…)』
彩は真砂子の腕を引き自分の背後にやれば印を組む
心臓の音、声で壁から出てくる死霊にリンをはじめ麻衣や真砂子、綾子、ジョンも応戦する
『ナウマクサンマンダバザラダン、センダマカロシャダソワタヤウン、タラタカンマン』
壁に向かい指を横に流せばスッと青白い光が走り壁から出てきていたのは消える
それにホッと息をついた麻衣達に小さく微笑むとぼーさんの方を向く
「タリツタボリツハラボリツ!タキメイタキメイカラサンタンウエンビソワカ!」
ぼーさんが独鈷杵を振り上げ流木に突き刺すが何かの力に吹き飛ばされ壁に激突する
「ぼーさん!」
「ジョン、悪いがあの独鈷杵…あれで流木を壊せ」
「ハイッ!」
『ジョンだめ!』
ぼーさんと同じように流木を壊そうとするがその前に吹き飛ばされ彩は顔を歪める。それと同時に安原が飛び出していき同じ結果になればそれに僅かに舌打ちをすれば
『っ銀、説教は後で聞くから』
《え?》
流木の前まで行き彩は印を組む
『不動明王、火炎不動王、波切不動王、大山不動王、吟伽羅不動王、吉祥妙不動王、天竺不動王、天竺逆山不動王
逆しにおこなうぞ。逆しに行い下ろせば、向こうは血花に咲かすぞ。味塵と破れや、そわか。』
《っ?!これはっ!止めて!彩!》
ビキッと流木が音を立て裂け目が入る
『即座味塵に、まらべや。天竺七段国へ行えば、七つの石を集めて、七つの墓をつき、 七つの石の外羽を建て、七つの石の錠鍵おろして、味塵、すいぞん、おん・あ・び・ら・うん・けん・そわかとおこなう。』
再び裂ける音が響き彩の口端から血が滴る
銀の叫びなど聞こえていないように続ける彩に悪寒がはしった真砂子が止めようと近づくも彩に取り巻く何かに近づけない
『…っおん・あ・び・ら・うん…。』