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「"おこぶさま"は"えびす"神。しかも海の災害をよく鎮めた。しかし祀りを怠ると祟る凶悪な神でもあったわけだ。その"おこぶさま"を祀っていると思われる神社は…」
『(ナルの声がする…)』
内容など関係なく恋人の声がすることに徐霊が上手くいった実感がわき頭の下にある布らしきものに頬を擦り付けると嗅ぎ慣れた安心する匂いに包まれる
『……………』
ゆっくり目を明けると黒いものが目に入り少し顔を上げればナルの顔が見える
「自分を祀らせるために祭司が必要だから全員は殺さなかった…残したんだ」
何故こんなに近い場所に居るのだろう、誰と話してるのだろうと思いながらかけられていた毛布を引き寄せ再び目を閉じようとするが…
《彩起きた?》
『銀…?』
背後から声をかけられ寝返りを打てば銀の姿が見えヘラリと笑う
それに銀は呆れたように
《(彩、気づいてないかもだけど皆居るからね。因みにそこナルの膝だからね)》
『………っ!?』
少しの間の後、彩は目を見開き起き上がる。
銀の言う通りぼーさん達が苦笑しながらこちらを見ていてナルを見れば慌てる
『へ、あ、ごめんナル!皆も!起こしてくれれば良かったのに!』
「いや、よく寝てたからなぁ…それにリンからも起こすの止められたし」
その言葉にリンを見れば何故か顔を反らし肩を震わせており(←彩か起き上がったとき一瞬ナルが残念そうにしたのを見たため)
真砂子を見れば袖を口許に当て微笑んでいる
そしてもう一人。安原と目が合えば何故かニヤリと嫌な笑みを浮かべられ寒気がしたのだった
『ちょ、ちょっと顔洗ってくる!』
慌てて立ち上がり言えば備え付けの洗面所に行き顔を洗う。
そして着替えてから戻れば
「あいつを見過ごせって?冗談じゃない。これだけ愉快な経験をさせてもらったんだ。きちんと返礼をするのが礼儀といいものだろう」