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それから何故あんな状態になったのかを麻衣に聞き車という単語が出てきた為許可を取り調べたところブレーキオイルが漏れていた
『っとに…どういうことよ…あ、もう!』
その事を家の人に伝えたり等対処を終わらせればベースに戻ろうと歩く
《あの子供にオイルを漏らすだけの技術はないはずなんだけどねぇ……ってあれ?》
『ん?……あれは奈央さんと和泰さんだっけ?』
銀の声に彩もそちらを向けば崖の方に歩く奈央の姿とその少し後ろを歩く和泰の姿
憑依霊を落とした際、全て覚えていなかった奈央。彰文によって説明はされていたのを最後に見ている
《……彩、和泰さんの様子がおかしいよ》
話しかけるでもなくただ後ろをついていく
その目の先は奈央からずれない
『…やばいっ』
彩は目を見開き走って崖の方に向かう。
遠くから見えたのだろう彩の姿に奈央が気づきこちらを向くが後ろにいた和泰の姿に首を傾げる
「あら…どうしたの?」
『ダメ、奈央さん逃げて!』
「え?」
奈央が彩に顔を向けた瞬間和泰の両手が奈央の体を押す
重力に逆らわないそれは崖に投げ出される
『奈央さん!っ、待ちなさい!』
奈央が落ちたと同時に逃げるように去った和泰を追いかけようとするが彩は舌打ちをし奈央を追いかけるように躊躇いもなく崖から飛び降りた
《彩!》
『銀はリンさんに伝えて!』
返事を聞く前に水に飛び込んだ彩は潜り奈央の姿を見つければ水面に顔を出しなんとか岸に辿り着くと急いで奈央の呼吸と脈を計る
『よかった… まだ生きてる…』
脱力したように座り込めば彩は荒くなった息を整えるように深呼吸する
しばらくすればリンが自分達を見つけてくれるだろう。そんなことを思いながら彩は目を閉じた