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「ナルと…彩に…?」
「彩にもか?!」
移動しナルを布団に寝かせるリンを見ながらぼーさん達の言葉に彩が頷く
『私より、ナルに憑依したことの方が大変なことよ。私はまだ抑制出来てるから大丈夫』
ナルがもし力を暴走させたら私達は生き残る事は出来ない。ぼーさん達がこれからどうするかと色々案を出す中
『リンさん、ナルの動きを封じる事は出来ますか。』
「出来ます。金縛りをかけてこのまま眠らせておくのが最善だと思います。」
『リンさんの式で守ることは』
「可能です。ですがそうなると私は動けなくなります」
彩の提案で今まで討論していたぼーさん達も黙る
『その分私が動くから大丈夫。皆はどうする?ナルとリンさんが動けない今、物凄く危険になる。命の保証も出来ない』
《無理だと思うならここで帰った方がいいよ》
彩と銀の言葉に沈黙が走るもぼーさんが大きな息を吐き出し
「………俺は残るぜ。ここでナルに恩を売っとくのもいいかもしれねぇし」
『麻衣は?』
「私も残る!ここまできて帰るなんて絶対嫌だよ!」
麻衣の言葉に頷けば彩は綾子を見る
「自身がなけりゃひっこんでろ」
「あんたは自身があるようねぇ?」
「なんとかなるんじゃねぇの?まぁナル坊が使えんのは痛いが俺達にはヤツにないものがあるからな」
ぼーさんの言葉に麻衣も綾子も彩も首を傾げるとぼーさんは笑い
『なんなの?それ?』
「謙虚な姿勢と親切な性格」
その言葉に吹き出した麻衣や綾子も残ることを決め
彩は目を閉じた
『(ナル、絶対助けるからね…どんなことがあろうとも)』