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「待ちなさい!」
事務所から出ると公園の方まで来ていたがリンにより腕を捕まれ彩は立ち止まる
『リンさん足早いよ』
苦笑しながら振り返れば怒ったような、呆れたような表情のリン
「手を見せなさい」
『………………』
《彩、諦めなよ。リンにはバレたんだし》
銀の言葉に彩は僅かに顔をしかめるが諦めたように掴まれてない手を見せる
『触らないでね。』
腕を離され両手を見せればそこには火傷のようなものが掌全体に広がっている
葉月の首と背中に手を当て、癒していったとき出来た傷。それを身近で見ていたリンが火傷の酷さに顔をしかめる
「何故そこまで…」
『あのままにしといたらあの子は死んでた。それと妙なものが干渉してる可能性がある』
公園の中に入っていく彩にリンはついていく
「妙なもの?」
『予想でしかないからとりあえず言及は避けとくけど多分やっかいなもの…』
水道につけば水を出し手を洗う。
しみるのか顔をしかながら言った彩は水を止めポケットからハンカチを取りだし拭く
「(彩、依頼を受けた。今どこだ)」
『(お…ナル?了解。今公園だけど…。皆帰った?)』
「(今帰った。)」
『(じゃあ今から戻るね)リンさん。ナルが依頼を受けたって。戻りましょ。そして包帯もらっていい?』
「好きなだけどうぞ」
クスリと笑った彩は大きく頷いたリンに小さく笑い共に事務所に帰るが、ナルに火傷を見られ怒られながら包帯を巻かれたのは言うまでもない