Files3
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『…井戸…罪のない子供の迷い…探し人…?…火…水?ダメだ…これしか分からない…子供の迷いは家全体だし…井戸…って近くにあるのかな。火と水はこれから起きることかな…探し人…は子供?』
始めてから二時間経過した頃彩はポツリと呟き、自分の式に聞いてみようかと振り返る
『あら…銀まで…』
振り返った先に見たのは同じ格好のまま寝ているナルとその足で何故か気持ち良さそうに寝ている式の姿
彩はゆっくり立ち上がると銀を起こし退かし眠そうな銀に苦笑を浮かべながらゆっくりナルを横にし近くにあった布団をナルにかける
そして何故か銀はその布団にもぐりナルの横で寝始める
『…えー…』
自らの式の行動に驚きながらも小さく笑い極力静かに片付けるとラフな格好に着替え小さな電気をつけたままその部屋を後にした
ベースに入ると中にはリンしか居らずお疲れさまです、と声をかける
「花岡さんもお疲れさまです…ナルがそちらに行っていたようですが」
『あ、はい。見学したいと…今は私の式と寝てます』
「は…?」
どういうことだ、と首を傾げるリンに苦笑いし手招きすると来た部屋を振り返りそっとドアを開ける
リンは立ち上がり彩の元に行けばそっとドアを覗き込む
そこには気持ち良さそうに寝ているナルとその横に少しの布団の膨らみ
同じく苦笑を洩らすリンが頷くと
彩はそっとドアを閉めリンと共にベースに戻った
『渋谷さんは視えない筈なんですけど、どうも波長が合うようです…』
旧校舎で真砂子の他に唯一隠れ教室の存在が分かったのは彼一人
きっとそういうことだったのだろう
銀と波長が合うなら私とも合うよね…テレパシーとか出来たら楽しそうなのに…
「そのようですね…、花岡さんもお休みになったらどうですか?」
リンはモニターの前の椅子に座りながら言い彩は少し考えてから首を振る
『特にまだ眠くないんですよね…何かお手伝い出来ることありませんか?』
「…ではこの資料をまとめて貰えますか?」
『了解です…っとその前に台所借りて珈琲入れてきます。リンさんも飲みますか?』
「では、おねがいします」
その後リンと自分の分の珈琲を入れにいき彩は頼まれた資料をたまにリンに聞きながらこなしていった
……