Files9
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『……え?』
麻衣の言葉に全員がポカンとした表情で見るが本人は冗談を言っている様子はない
「ちょっと麻衣!何を言ってるの?!」
「嬢ちゃんトイレで何かあったのか?!」
「首を括る約束しただけだよ?けど一応ナルに報告して了解を得なきゃいけないと思って…ねぇ、行ってきてもいい?」
「ダメに決まってるだろ!とりあえず落ち着け!」
怒ったような二人に麻衣は何故怒ってるのか分からないのか首を傾げ二人を見る
『まーいー。』
彩に声をかけられ光のない目で見返せば彩は麻衣のこめかみに指を突きつける
それに驚いた麻衣はビクリと震え目を見開く
『トイレであったこと教えてくれる?』
「……トイレ行ったとき声が聞こえて…女の人だと思う。首を括れって…なんか断ることが出来なくて…けど許しを得ろって入り口の声を思い出したから上司に聞いてからって言って……戻ってきた…んだけど………」
話していて段々冷静になり自分の状況が分かってきたのか顔を青くする麻衣のこめかみから手を離せば頭を撫でる
『オッケ?』
「………オッケ…皆ごめん。」
正常に戻った麻衣に全員が安堵したように息を吐きそれぞれ麻衣の頭を撫でた
それを見届けた彩はトイレの扉を開ける
『いっちゃーん。うちの仲間に手ぇ出したら私が黙ってないからねー』
そう言ってトイレの扉を閉めた彩は仲間を振り返り進もっか、と歩き出す。
彩の不振な行動に麻衣達は首を傾げながら彩を追いかける
「い、いっちゃん?中に誰か居たのか?」
『そんな感じ。………ところで…リンさんとジョン、綾子はどこいったのかな?』
「「「?!」」」
彩は立ち止まり振り返ると僅かに目を見開いた後に溜息をつく
彩の視線が後ろにあることな全員が後ろを振り返る
そこには先程まで居た仲間の姿がない
「…さっきまですぐ後ろに居ましたのに…」
「どうなってんだ。ジョンは俺の横にずっと居たんだぜ?!」
隣に居て気付かないはずがない、そう思うも現実居なくなっている
驚き、戸惑いを隠せないメンバーが戻って探そうとするが彩はストップをかける
『忘れたの?誰が消えようと前に進むこと。三人はきっと無事だから、ね?』
「分かった…彩が言うんだ。問題ないだろ…それにあいつらも一応能力者だ。自分の身は自分で守れるだろ…」
僅かに不安な面持ちのまま頷いたぼーさんに彩は苦笑を浮かべた