Files9
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『私が入院してたときの話覚えてる?命の恩人って話』
「たしかジィって人の…』
『そ。その人が東京に来るって言ってさ、退院してから一切何も連絡がなかったのよ』
先頭を歩きなから背後にいるメンバーに顔を向ける
「あ、それでイライラしてたんだ!」
麻衣にまでバレてたのか…
彩は苦笑しながら頷き謝罪を込めて麻衣の頭を撫でた
『ごめんね』
「それで、それと此処の関係性は?」
ナルの言葉に彩は立ち止まり振り返れば頷く
『確実にあると思う…さっきのぼーさんの話を聞いて、しかも変な笑いと波のような音。全て繋がる』
「じゃあ早く行こ!っとその前にトイレ行ってくる!」
お化け屋敷の途中に設置されているトイレを見た麻衣が中を確認し使えるかを調べた後に言えばついていこうか?と綾子が言うも大丈夫、と中に入っていった
待つ間円になるようにメンバーが少し肩の力を抜くように息を吐く
「まぁ彩の知り合いがやってるなら大丈夫だろ。」
『それはどうだろうね』
「どういうこと?」
『私相手に遠慮はしないってこと。最初の部屋で言ってたでしょ。惑わされるな、許しを得ろ、前に進め。皆も気を付けてね。私が気付いてる事は多分あっちも気付いてる。絶対お守りは外さないように』
「笑顔で言うことか?それ」
彩がにこやかに言うとぼーさん達が呆れたように肩をすくめる
『大丈夫。きっとおもしろい事になるから』
「大丈夫ですの?」
真砂子の言葉に彩は頷きトイレの扉が開き麻衣が出てくる
しかしその表情はボーッとしており顔を向けたジョンが首を傾げる
「麻衣さん、どうかしたんどすか?」
ジョンの言葉も聞いてないのか麻衣はナルの元に向かう
目の前にきた麻衣にナルは無感情な表情で見返す
「ねぇナル、私用事が出来たから行ってきてもいい?」
「用事?」
麻衣の言葉に訝しげに見返すと麻衣は頷けば他のメンバーが驚く言葉を発した
「うん。首をくくり行く約束をしたの。」