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『そっか…銀は?』
先程まで此処に居た、その言葉に彩は嬉しそうに目を細めるがどんなときでも側に居るであろう銀の事を聞けば少し困ったように眉をひそめる
「それが…《風が呼んでる》とか言ってどこかにいったぞ」
『風が…?そっか…』
ナルの言葉に彩は僅かに考えるように視線を泳がせるもあ、と声を上げる
『そういえば私、何で此処にいるの?』
「覚えてないのか…」
ナルが言うには麻衣達に誘われぼーさん達の車に乗り、いつも通り騒がしくなると彩は最初は参加してたが東京につく手前から寝てしまった。
どんなに騒いでも起きなかったようだ…
それで少し心配になったぼーさんが起こすように言うが麻衣や真砂子がどんなに起こしても起きない。
そして急遽ナルに連絡を取ったところ病院に直行
医師の話しによれば極度の過労と身体に刻まれた傷からの発熱により衰弱してるとのこと。命に別状なないが休ませる必要があるとのことで入院
『なるほど。いや、一気に気が抜けたんだろうね…ご迷惑おかけしました』
苦笑気味に呟きナルに頭を下げると小さな溜め息が帰ってくる
「迷惑をかけたと思うなら力の配分を考えてくれ…傷も酷い」
ぼーさん達から切羽詰まったような声で彩が起きない、そう言われた時どれだけ心臓が冷えた思いがしたか…
『うん。ごめん』
彩はナルの手を握り頷く
それにナルも握り返せばそっと身を前に倒す。彩がナルが何をするのか分かった為目を閉じる
《彩起きてる!?、彩大変なの!》
「『………………』」
もう少しで触れる、その時に大声が響き顔を向ければ目を見開いた銀が焦ったように
《って、うわぁ…ボクってばタイミング間違えた?本当ごめん、ごゆっくりどうぞ。終わったら呼んで!》
そのまま再び背中を向け消えた
一瞬の間があって彩は顔を赤くし離れる
『ちょ、銀!待って!なに?!』
彩は叫ぶように言い、ナルは小さく溜め息を吐き彩が起きたことを知らせてくる、と立ち上がった