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夜、実験をする為、部屋を後にしたリンさん以外のメンバーが居なくなると彩は普段着に着替え終えた後、ベースに行き部屋の四方の壁に護符を張り付けていた
「護符、ですか?」
『はい。ちょっとここは酷いので…』
三枚張り付けた所で息を整え目を閉じれば二度と柏手する。高い音が響きそれが消えるともう一枚を壁に張り付ける
「酷い、とは…」
『……子供の霊が凄く多いんです。家中至るところに…今は自分に結界を張ってるからいいんですけど24時間って訳にはいかないので…とりあえずこの部屋だけでも、と。もし真砂子が来た場合外は辛いでしょうし…』
リンの言葉に顔を向ければ言い彼の回りを見る
『それは式、…いやリンさんの魂?』
「はい…それぞれ違いますが私の魂の一部です」
『…小さくて可愛い…触っても?』
リンの言葉に彩は手を伸ばせば寄ってくるそれに表情を柔らかくさせる
可愛い、という言葉とその表情にリンは一瞬固まるも苦笑を洩らす
「私の式を可愛いと言ったのは花岡さんが初めてですよ。」
『彩でいいです。そうですか?だって小さくて可愛いんですよ…』
そしてナル達が帰ってくるまで戯れが続き、銀が拗ねたのか…途中から銀はリンの式を追いかけまわしていた
………………………
ナル達が帰ってきてからが大変だった。
部屋のカーペットから始まり家具が全て斜めになっていたり逆向きになっていたり
仕事着で来ていた彩が普段着に着替えていた為違典子さんに誰だという目で見られ改めて挨拶したり
全員で片付けると彩は当たりを見渡す
『(根源が分からない…それに反応が早い…これが異形ならまだやり易い気がするのに…ちょっと占じてみるか…)』
ナルやぼーさんの反発、という言葉を聞き少し考えると一緒に片付けている典子さんに声をかける
『典子さん、申し訳ありませんが空いてる部屋を1つお借り出来ますか?』
「え?ええ、皆さんが使ってる部屋の向かい側が空いてます。元は私の部屋ですが今は下で寝てますから使って下さい」
ありがとうございます、と言えば片付けを終わらせ先に行く、とベースに戻った
皆が帰ってくる前に、と道具を一色向かい側に運び長い髪を紐で結び袴に着替える
そこにちょうど帰ってきたメンバーが彩の姿を見て目を見開く
「なにしてんだぁ?」
「彩、ちょー綺麗、ってか格好いい!」
『はは、ありがとう麻衣。ちょっと占じてみようと思ってね…私向かい側の部屋に居ますが私が出てくるまで話しかけないで下さい。…皆休んでていいですよ』
小さく笑えば向かい側の部屋を示し言えば全員が感嘆の息を吐き頷く
そして向かい側の部屋に入っていった彩を見送れば一人を除いてベースに戻っていった
そして残ったナルは少し考えた後彩の入っていった部屋に入った。
…