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「あなた方はどうするのですか?」
ナルが麻衣達と話が終わったのか彩と金山の所にやってくる
辺りを見渡すと五十嵐とナル達しか居ない
『お?皆帰ってしまったのか?薄情だのぅ…仲間を置いて逃げるとは…』
「どうせ死んでる可能性の方が高い…僕らも僕らの依頼は終わったのでこれで引き上げます」
『ほう…依頼とな?』
「違う人からの依頼で僕等は来たんだ。偽のデイヴィス博士が居るから調べてほしい、と。それが終わった今此処にいる必要性はない」
ナルの言葉に彩は背後を見れば麻衣達が納得いってないように不貞腐れている
きっとその依頼というのを言ってなかったのだろうと察し苦笑を浮かべる
『そうか』
「俺達は俺達の目的があるからまだ滞在させてもらうっスよ。」
『面倒だの…まぁ、いい。五十嵐、ちょっと…』
彩は立ち上がり麻衣達の側にいた五十嵐の元に行きそっと何かを耳打ちすれば驚いたような五十嵐が立ち上がり頷く
それを見て彩も頷けば金山に顔を向ける
『金山、そろそろ我等も終わりにしよう。我は早く帰りたくなった』
「そうっスね。俺もこれ以上此処に居たら倒れそうだし…じゃあ一応奥様に言って来るっス。」
『頼むぞ』
金山が頷き出ていくのを確認してから彩はナル達に顔を向ける
『そういう訳じゃ。我等はもう少し此処におる』
「彩、返してくれるんだよね?」
『心配するでないと言ったろう。』
麻衣の言葉に苦笑を浮かべるとポンと麻衣の頭を軽く叩く
『気を付けるのだぞ。まだ終わった訳ではないから屋敷を去るまでは気を抜くな』
「分かった」
ナルが答え彩は頷けばそのまま出ていく
そして廊下に出れば今までとは違う強い血の匂いに口端を上げた
『そうとうご立腹のようで…近いな…しかし変に警戒しておる…面倒だのぅ』
そう呟き彩は廊下を歩き何かがついてくる気配に目を細めてから自分も荷物の整理だけはしておこうと自室に向かった