Files8
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
翌朝、綾子が言った言葉通り麻衣が起きて隣に彩。そしていつのまにかベッドが繋がっていることに驚き大声を上げた事で再びぼーさん達が駆けてくるわ綾子がそれに怒るわで騒がしい朝になった
そんな中彩は呆れたように溜め息を吐き麻衣の頭を撫でるとありがとう、と微笑まれ着替え終わった彩は頷く
それぞれ用意をし何故か彩まで麻衣と真砂子に手を引かれベースに向かう。そして全員が揃うとナルがさっそく指示を出す
「麻衣達は引き続き入れる部屋を徹底的に探ってくれ。原さんと松崎さんも霊視の続きを」
それぞれ頷き動きだせば彩も麻衣達に着いていこうと歩きはじめてすぐ
「黒蝶は僕等と此処で手伝ってもらう…まぁ手伝ってもらえるのなら、ですが」
『…え、…手伝うなら谷山達がよい』
「手伝ってくださると解釈します。僕らと一緒に此処で情報を纏めてもらいます」
『…………』
《じゃあ僕も此処に居るー》
彩の言葉を聞かず続けるナルに全員が唖然とするが睨まれ全員が彩の肩を叩き労いの言葉をかけ出ていった
それを見送った後、彩は椅子に座ると銀が何故か膝に乗り驚きながらも頭を撫でているとリンがお茶を持ってくる
『おお、またまた気が利くな…それで?我に何をさせようというのだ』
少し乱暴に銀の頭を撫でながらナルに顔を向けると資料を渡される
それを受け取り見れば昨夜まどか達が持ってきたものだと伝えられる
『これを纏めればよいのだな?』
「あぁ、それと1つ質問だ。』
『なんだ?』
渡された資料を見ながらナルに答える
「お前が生まれたのは何年前だ?」
その突拍子のない質問に彩は思わず顔を上げナルを見る
『……は?それはこやつか?それとも我のか?』
「後者だ」
『そうじゃな……かれこれ800年以上になるか…』
「800年…ですか」
『それがなんだというのだ?』
「…………」
途方もない数字が出てきた事に思わずリンが呟き彩が問いかけるもナルは無言で何かを考えていた
その後何も話さなくなった為彩は質問を諦めて資料を1つの模造紙に纏めていく
ナルやリンが時々書き足していく事を口にし彩は黙ったままそれに従う
しばらくして…
トントンとノック音がしナルが答えれば慌てたような大橋が入ってきた。そのただならぬ雰囲気に彩も手を止め振り返れば大橋が青ざめた顔で
「行方不明者がもう一人、でました」