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夜も更け彩は一人で歩いていた
『さて…』
ナル達には出歩くなと言ったが自分には目的がある
こうやって一人で歩いてれば接触する可能性は増える。そう考えての行動だ。
一人目を閉じ壁に寄りかかり意識を集中させる
『ほれほれ、最高の餌はここに居るぞ…』
自嘲気味に笑いながら呟くと目当ての部下と思われる、自分が降霊会でマーキングした内の一人の行動を探る
しかしそれは自分とは正反対の方向に向かっていくのが分かる
『まったく…こんな時間に出歩いてるバカは誰だ…』
溜め息混じりで言えば壁から背中を離しそちらに向かう
角を曲がろうとした時人の足跡が聞こえてきて立ち止まるとそっと顔を出す
そこには厚木という男が背中を向けふらふらと歩いている
『(南という奴の部下か…まぁほっといても我には関係ないが……はいはい。分かった分かった。五月蝿い奴よのぅ…)』
彩がふいに小さな溜め息を出すと同時に動き、一瞬の内に厚木の背後まで移動し手刀で一発、気絶させる
倒れこむ厚木の身体を支える事もせずドサリと倒れた足を引っ張り移動させていく
『(おーおー、警戒しとるようだな)』
移動しながら意識を集中させると男達は壁に近い所でこちらの様子を伺ってるのが分かる
『餌を横取りされて怒っておるのか…まぁ、次がある。精進せい。…にしても重い』
色々間違ってる言葉を呟けば男達が去っていくのが分かり彩は一息つけば南達の居る部屋の前につきはぁ、と息を吐けば目の前の扉を叩き中からの反応を確認すればその場から背を向け角を曲がり立ち止まる
すぐに扉が開き騒がしくなるのを確認すれば再び溜め息を吐き歩きだした