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その後ベースに帰ったぼーさん達
扉が開くと同時に麻衣が綾子に抱きつき声を出して泣き始めた
そんな麻衣の行動に驚いた残りのメンバーが後から入ってきたぼーさん達に顔を向けるもこちらも怒った様子でソファに座る
「ちょ、何があったのよ」
綾子が勇敢にもそう声をかけるとぼーさんが溜め息を吐き今あったことを話した
《「「「……………」」」》
ぼーさんから話を聞いたメンバーは怒り、困惑を浮かばた表情になり、リンさえも顔を険しくさせた
《彩…》
「どうしよう…」
麻衣が綾子に抱きついたまま呟けば全員何も言わず難しい顔をしている
銀が眉を下げ真砂子の膝に乗っている
そんなときナルが見ていたファイルを置きカメラの方に向かう
「ナル?」
「カメラの設置をする」
「ナル?!」
ナルの言葉に全員が目を見開くなか当人はいつもの無表情で全員を見渡す
「今、僕等が動いても彩をどうにも出来ない。もし連れ去っても同じことが起こるのが関の山だ。」
「でも…」
「話す機会はまた来るはずだ。その機会を早く作りたいなら先に依頼を終わらせればいい。まぁ、今はどうにもできない彩について話し合いたいなら別に構いませんが」
そう言いカメラを持ち上げたナルは部屋を出ていく
それにリンが一度メンバーを見てからカメラを持ってナルを追いかけた
「………そうだな。ナルの言う通りだ。今は早く依頼終わらせようぜ…終わらせてまた喧嘩すりゃいい。」
「話す機会、あるかな…」
「ナルがあるって言ったんだ。それを信じようぜ」
「そうですわね…」
真砂子が頷くと立ち上がりカメラの方に向かう
「真砂子…?」
「カメラ、運ぶんですわよね?」
着物の袖をめくり意気込みよく言えば慌てて止めるメンバー
《真砂子嬢?!》
「待て真砂子!お前じゃ無理だ!」
「いえ!今ならいける気がしますわ!任せてくださいませ!」
「止めて!」
一気にいつもの調子に戻ったメンバーが騒ぎ、戻ってきたナル達がそれを見て溜め息と同時に僅かに苦笑を浮かべた