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その後調査を再開させたナル達
麻衣、ぼーさん、安原は金山から受け取った平面図をリンがコピーしたものを手に温度を計りに来ていた
「ねえ、この奥に部屋があるはずなんだけど…」
「はぁ?けど俺達が入ってきたドアしかねえぞ?」
「いや、だってほら」
麻衣が平面図をぼーさん達に見せれば確かに内奥に部屋があるのが分かる
「あらま、本当だ…違う部屋から行けるんじゃねぇの?」
「後で行ってみましょうか。」
「うへー…これだけの部屋数行くだけで何日かかるんだろ…」
「けどやらなきゃボスに怒られるぞー?」
平面図を見ながら麻衣が呟くと苦笑を浮かべる二人
そんな会話で気力を奮い立たせながら部屋を回っていく
そして
「やっぱり行けないよ。両側の部屋にも行ったけど中に入る扉なんてないし」
「ナルにとりあえず報告だな…」
途中回っていた部屋を隅々まで探したものの奥に続く部屋など見つからず落胆の顔を見せるぼーさん
行った言葉に頷いた麻衣はデジタル温度計を手に取り安原と共に頷き来た道を戻ろうとする
「あれ?私たちどっちから来たんだっけ?」
麻衣の言葉にぼーさんと安原が別方向を示し…どっちやねん、と呟く
「ウインチェスター館だな、これは」
「ってウインチェスター銃の?」
ぼーさんが次の扉を明けながら言えば安原が首を傾げる
「そ。こういう複雑怪奇な家らしいぜ。家が完成したら悪いことが起こるってんで果てしなく増改築を繰り返したって話」
「この家も訳ありってこと?」
「でなきゃただのお笑いだよ…お、こっち行けるぞ……?あ…」
ぼーさんが急に立ち止まれば麻衣がぼーさんの背中に激突し鼻を押さえる
そして安原と共にそちらを見れば既に中に四人の人物が振り返った
「あ…」
「こんにちは。あなた達はたしか渋谷サイキックリサーチの方達でしたよね」
「はい。えっと…花岡陰陽調査の…」
「助長の花岡重克です。妻兼所員の花岡知世、同じく所員の金山実、後黒蝶です。」
「金山が手荒な真似をしたと聞きましたわ…ごめんなさいね?けど、私達は娘をずっと探してたのよ」
娘、その言葉に麻衣達は彩がこの夫婦の実の娘だと再確認し、ナルから聞いていた話を思いだし表情を暗くさせた