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「ま、それはこの前気絶させたお詫びって事で受け取るっス。んじゃ、また」
「まて」
金山が出ていこうとすればナルがひき止める
それに金山が振り返れば首を傾げなんスか?と言えばナルは目を細める
「本当の目的はなんだ」
「…目的?」
一瞬驚いたような顔になった金山はすぐに表情をヘラっとしたものに戻し首を傾げればナルの表情はより険しくなる
「僕達を気絶させただけでこれを渡すとは思えない。一応敵同士だ。彩を連れ去ったお前が此処に来るとも思えない。他になにかあるんじゃないのか」
「………………」
ナルの言葉に金山が表情を消し黙りこむ
そこに
『金山、ここで何をしておるのだ』
全員が声がしたほうに顔を向ければそこにはずっと探していた人物が扉から顔を出している
「彩!!」
麻衣の叫びに黒蝶の姿をした彩が顔を麻衣に向ける
『…彩?あぁ、この娘は彩と言うのか…金山、夫妻が探しておったぞ。我に手間を取らせるでない』
「申し訳ないっス。」
まるで興味ないというように麻衣から視線を金山に移しながら言うと金山は頭を下げた
「彩から出ていってくださいまし!彼女は私の大切な方です!」
『はぁ…うるさいぞ、小娘。まぁいい…金山、先に戻っておれ。我は少しこやつらに聞きたいことがある』
「黒蝶!」
『なに、変なことは聞かぬよ…夫妻には屋敷を見ていると伝えろ。そうすればお前が此処に居たことを黙っててやろう』
「…了解っス」
ばつの悪そうな顔をしながら金山は頷き部屋から出ていく
どうやら無断で此処に来たらしい
その新事実により顔を険しくさせたナル達
『…さて、お主等に聞きたいことがある』
目を細め言った彩から出る冷たい雰囲気に一同は無意識に身構えた