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数日後、麻衣達は情報収集するも今だ手がかりがなく歯がゆい気持ちで一杯だった。
そんな中、ぼーさんや綾子、真砂子にジョンはそれぞれの仕事をしながら情報収集をしナルは彩探しを含めた旅行に出ていて事務所にはリンと麻衣、そして声だけは聞こえる銀の二人と一匹だけだった
何の手がかりも無いためか事務所内の雰囲気は最悪で、今はまだナルが居ないためそうでもないが彼が居た時の雰囲気は今まで以上に尖っていた
「…はぁ…」
《幸せ逃げるよー?》
「っ銀…だって…。ねぇ、銀。彩無事だよね」
急に声が聞こえ驚くも急須にお湯を注ぎながら言えば銀は唸る
《無事だよ。生きてはいる。》
「……分かるの?」
《僕は彩の式だから。主人に何かあればすぐに分かるよ。…といっても彩が連れ去られた時から何かに遮られてるように彩の居る位置とかが分からなくなってる。じゃなきゃすぐに場所なんて割り出せる…》
銀の言葉に麻衣は手を止める
「じゃあもし…怒らないでね?…もし、彩が死んじゃっても分からない?」
《いや、それは分かるよー…彩にもしものことがあれば僕は式としての役目を終えることになる。そうすれば繋がりが切れるんだ。プツンって糸が切れるような感覚になるんだって聞いた…》
語尾が段々小さくなるのに麻衣はしゃがみこみ銀が居ると思う場所に手を伸ばし、銀は頭をそれに頭を押し付ける
「早く、早く見つけようね。彩は大丈夫。根拠はないけどそんな気がする」
《うん…》
麻衣の励ましに銀は頷き、頭の動きでそれが分かった麻衣は微笑み頭を撫でた
カララン
その時来店を報せる鐘がなり麻衣が急いで立ち上がり接客にあたる
「いらっしゃいませ、ご依頼ですか?」
「所長にお目にかかりたいんですけど」
にべもなくおっとりしたような女性が微笑みつられて麻衣は照れたように微笑みかえす
この女性が来た事で始まる次なる仕事
麻衣達はどう巻き込まれていくのか。
そして、彩はどうなるのか…
…