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『っ、…』
鞭で叩かれ続けて一時間以上
実際にはもっと短い時間かもしれないが長い時間かもしれない。
それを確認する術は、ない。
彩は痛みが麻痺しうっすらと目を開ければ服が所々破れ、そこから血が出ているのが分かる
『(こんな姿、銀やナル達には見せれないや…)』
「声ひとつも上げないなんて本当可愛げもない…止めてと懇願でもすればまだ可愛げもあるのにね」
彩を痛め付けてその姿に少し気が済んだのか鞭が止まる
その時、扉が開く音がし彩はゆっくりとした動作でそちらを見て目を見開いた
「準備が出来たっスよ」
「遅かったわね金山。」
彩を連れ出した男、金山が楽しそうな表情で彩を見るが当人はそれどころではなく、金山の持ってるそれを凝視する
『っ…』
「あら、もう気付いたようね。」
金山が持っているのは大きめの3つの石
そこから禍々しく黒い靄が出てきている
『それ、は…』
「わざわざ貴女の為に三ヶ所に取りにいったの。まぁそれぞれ一部だけど問題ないでしょ。金山、始めるわよ」
「了解っス」
金山が女の言葉に頷き彩に近付く
それに彩は顔を強ばらせ
『や、やめて!近づかないで!!』
ガチャガチャと鎖を鳴らし離れようとするが叶わない
その様子を面白そうに見ながら金山が石を彩の前に置く
すると3つ石がそれぞれ2つに割れ中から黒い靄が溢れ出てくる
「成功よ!彩の力に反応した!」
『いや!来ないで!』
段々黒い靄が彩の周りに漂いはじめ…そして
『っ、ぅ…い、いやぁあああ!!!』
身体に入ってくる靄。
彩の身体に激痛が走り大きな悲鳴を上げ意識を手放した
「さぁ彩。これからはもう離れられないわよ」
気絶した彩にはすでに黒い靄はなくぐったりしている
女は彩の鎖を取り手の甲を見て薄気味悪く笑う
その手には三片の花のような黒い模様が浮き上がっていた