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銀から彩がここに訪れてからの話をすれば真砂子が全員に分かるように伝える
「彩の携帯は」
話が終わり全員が顔を歪め麻衣は泣きそうになる中ナルは人一倍怒りを込めた顔で口を開けば涙も引っ込み顔を青ざめさせぼーさんの背後に逃げ込む
「何度も電話したけど電源が切られている。…しかし何で式を置いていく必要があるんだ?」
《それは……ナル達にかけられた呪が解かれたといっても心配だったんだと思う。もう完全に解かれてるから害はないよ》
「彩………?」
「俺達の事を思ってか……え?」
《…あれ?》
ぼーさんや麻衣、綾子やジョンまでもが固まる
銀までもが僅かに固まる
その理由は
「聞こえてらっしゃるの?!」
真砂子が目を見開き麻衣達を見れば慌てたように見渡す
「今、急に声が…これ銀の声なの?!」
「俺も、さっきまで聞こえなかったぜ?」
「いったい何故…」
麻衣、ぼーさん、リンが話す中、残りの二人も急に聞こえてきたと話す
《なんで…あっ!ちょ、胸元にあるものだして!》
騒然とするメンバーに銀が叫ぶように言えばナルはすぐに服の中に手を入れ…
「お守り…」
取り出したのはいつしか詫びだと彩が全員に渡したお守り
ナルの持つそれは僅かに発光しているようにも見える
慌てて他のメンバーも首にかけられたお守りを取り出せば同じような事が起こっている
《それ…彩の霊力が滲み出てる…多分ボクの言葉が聞けるのもそのおかげだと思う。》
「彩は色々残してくれるな…」
ぼーさんの呟きにそれぞれ頷けばそういえば、とナルを見る
「ナル坊や、お前あの男を知ってるようだったが…知り合いじゃないんだろ?」
その問いに一斉に視線を受けたナルは頷く
「知り合いにもなりたくない。彩から研究所の話を聞いた時、毎日側を離ない気味が悪く、変な喋り方をする奴が居た…と言っていた。あいつがここに来た時何故かその会話を思い出したんだ」
少し苦しい言い訳になったがまさかサイコメトリしたとは言えない
彩を通して見た場面全てにあの男が居たのだ。歳を取っても特長のあるあの笑み、雰囲気は変わらない為すぐに分かったのだ
それでも納得したぼーさんは今度はリンと真砂子に顔を向ける
「リンと真砂子は?最初から警戒してたな?何でだ?」