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彩が外に出ると一階のカフェの前に大きな黒塗りのベンツが止められていた
回りには野次馬がおり彩達が出てくると一斉に顔を向け騒ぎはじめる
「さぁ、どうぞ」
そんなことも気に止めない男は車の扉を開き彩を促した
それに内心舌打ちをしながら乗り込めば隣に男が乗り込む
「出すっス。」
運転手に声をかけると同時に発進される車
彩は色々聞き出そうと男を振り返った瞬間
『っ!』
口許に布を押し当てられ抵抗するも段々意識が朦朧としていく
「つくまでに暴れられたらたまりませんっスからねぇ…お休みなさいお姫様」
そんな言葉を最後に彩の意識は完全にシャットダウンした
『ん、…う…』
体が重い…
体が怠くて仕方がない
目を開くのさえ億劫だな…
何でだ…
そんなことを思いながらゆっくり目を開ける
「あ、起きたみたいよ」
「遅い目覚めだな」
聞き慣れない、しかし懐かしさを覚える声にハッとし声のほうを見て現状を理解し顔を歪めた
『あ…あんた達は…っこれは』
彩が声を上げると同時に動かした身体に激痛が走り見れば両手をきつく椅子に固定するよう縛られている
「あんた、じゃないでしょ?お母さんの顔も忘れちゃったの?おかえりなさい彩。行方不明になってから必死に探したのよ?これからはお母さんとお父さんと一緒に居ましょうね」
穏やかな顔をしながら言う女性に彩はハッと笑った
……