Files7.5
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バタンッ
大きな音をたてて扉を開けた彩はソファに座ってる男に目を向け顔を歪めると同時に床に倒れてるメンバーを見て目を見開く
銀は目の前の男に釘付けになっている
《な…な…》
『っナル!皆!!』
彩がナル達一人一人に駆け寄り脈などを確認する
脈や呼吸には異常はないが魘されている
「…心配しなくても気絶してるだけっスよぉ。」
『貴様…』
《な、なんでお前が此処にいるんだ!》
戸惑い、恐怖、怒りを滲ませた声で銀が言えば男はクツクツと笑うと彩は立ち上がり目の前の男を睨む
「おー、怖い怖い…。気絶してるだけっスけど…その先は彩次第っスよ?そいつらが死ぬのも生きるのも」
『っ!?何したの!』
「ちょっとした呪を施させてもらったっス。言葉1つで苦しむことなく逝けるから問題ないっスよ」
『解いて!ナル達は関係ないはずよ!』
一気に青ざめた顔になる彩は叫ぶように言うが男は肩をすくめる
「確かに関係ないっスねー…だから彩次第って言ってるじゃないスか」
『…何すればいいの』
《彩!こいつの話なんか聞かなくていいよ!》
『そんなわけにいかない!…私があんたの言うこと聞けばナル達助けてくれるのよね?』
「もっちろん…すぐにでも。いやぁ、話が早くていいっスねぇ」
彩が目の前の男を見れば大きく頷き一度目を閉じてから再び開く
するとさっきまで魘されていたナル達が途端に静かになり彩はそっと安堵の息を洩らした
「では、着いてきて貰いましょうか?」
『…分かった。(銀、銀はナル達と一緒に居て)』
《(彩?!ダメだよ!ボクは彩の式だ!一緒に『(私は大丈夫。だからお願い)』
彩と銀の通信は男には聞こえない為険しい表情の彩と戸惑ったような銀の姿にわざとらしく首を傾げる
真剣な表情になった彩が銀を見つめる
《(……絶対帰ってくるって約束して)》
銀が悲しげな顔をして言うと彩は膝をつき銀を抱き締める
『(ありがとう…私が居ない間ナル達をお願い)』
「まだっスかねぇ」
『今行く。1つ答えて、最近渋谷に今まで居なかった異形が出てきた…それはあんたが原因?』
「そうっスよ。彩の位置を特定するためにしたことっス。いくっスよ」
そうして男と出ていった彩の後ろ姿を銀は不安な目で見ていた
そして居なくなってから気づく
帰ってきて、その言葉には彩は何も答えなかった事に
…