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急いで席に案内しようとした麻衣が動くと同時にその腕を掴み引き止める声
「谷山さん、待ちなさい」
腰を半分浮かせたリンが入り口にいる喋らない男を睨むように見る
「リ、リンさ「谷山さん、こちらにいらして」
「おいおい、どうした真砂子まで」
突然の行動にぼーさん達が驚くもリンから麻衣を受け取った真砂子は僅かに後ろに下がる
ただならぬ雰囲気の中、やっとナルが殺気だつリンに顔を向けてから入り口に顔を向け、そして目を見開き立ち上がる
「お前は…」
「…え、なにナル知り合い?」
ナルの発した言葉に綾子が聞くがすぐに否定される
「こんなヤツと知り合いなわけないだろう」
「……初対面でここまで言われるとは思ってなかったスねぇ…」
「「っ?!」」
今まで黙っていた男が口を開くと悪意の籠った笑みを浮かべる
その笑いに麻衣達は青ざめジョンやぼーさんは身構えるもそれすらも嘲笑うように笑う
「そんな警戒しないしないでほしいっスねぇ…あっしはただ人探ししてるだけっスよ………黒蝶は…いや彩はどこにいるっスか?」
「彩…彩の知り合い…?」
何故か目の前の男から発せられる雰囲気に当てられた麻衣は体を固まらせながらポツリと言う
「彩は此処には居ません」
「知り合い…というか…なんスかねぇ…そこの綺麗な坊っちゃんには分かるんじゃないスか?」
「答える必要性を感じない。」
「お引き取りください」
リンとナルがきっぱりと言えば急にクツクツと笑いだス男
それに訝しげに見るナル達
その時
ジリリリリン
事務所の電話の音が鳴り響く
その音にビクと麻衣が体を震わせる
「電話っスよ。出たらどうっスか?」