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SPR事務所
夕方になり麻衣達はお客さんも来ない為のんびりお茶を飲んでた
「来ないねー」
「そうですわね、そろそろ約束の時間ですのに」
「何かあったんですやろか…」
「携帯にかけてみればいいんじゃない?」
「おっしゃ、じゃあ俺がかけてみる」
ぼーさんが携帯を取り出し電話をかける姿を見ながら麻衣は真砂子に顔を向ける
「ちゃんと知らせたんだよね?」
「もちろんですわ。今日の夜皆さんで食事に行くからご一緒にどうかと聞いたら喜んで行くと行ってましたもの。時間も伝えましたし…」
「仕事が忙しいのかしらね」
綾子が言うとダメだ、とぼーさんが首を振る
どうやら繋がらなかったようだ
「まぁあと少し時間もあるから待ってみましょうや。」
肩を落とす麻衣達にぼーさんが苦笑混じりで言えば頷くメンバー。その時所長室の扉が開き、中から出てきた二人がぼーさん達の姿を見て溜め息を吐く
「皆さんお暇なようで。いい加減此処を喫茶店や待ち合わせ場所に使うのはやめていただきたいんですが…お茶を入れてくれ」
「ケチー、あ、リンさんもお茶飲みますか?」
麻衣が立ち上がり給湯室に行こうとするがリンに顔を向ける
「お願いします」
「はーい」
その返事と共に消えていく姿を確認してからナルとリンは定位置のソファに座る
「なぁ、ナルもリンも行こうぜ」
「何処に」
「夕御飯食べによ。たまにはいいじゃない。」
「結構です。早く行ったらどうですか。麻衣ももう仕事終わってるはずですが?」
にべもない言葉に相変わらずだな…と顔をひきつらせるメンバー
「それが彩も一緒に行くことになってんだけど来ないんだよー。携帯に電話しても繋がらないし」
戻ってきた麻衣がナルとリンの前にお茶を置きながら言う
そういえば昨日電話した際、楽しそうに今日食事に行くと言っていた気がする…しかし今日電話がかかってきた時…
「あぁ、それなら…」
ナルが口を開くと同時に入り口の扉が開く音がしナル以外全員が顔を向ける
そこには黒いスーツを着た男が立っていた
「い、いらっしゃいませ。ほら、ぼーさん達どいて!」
慌てて麻衣が声を上げれば同じように慌てたぼーさん達が席を立った