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『ナル』
建物の中に入った時は一緒だったが気付いた時にはその場には居なかった
探しに出てみれば建物の裏側にいた。
壁に寄りかかっているナルに声をかければこちらを見る
『こんなところに居たんだ…寒くないの?』
ナルの前に立てば顔を覗き込み首を傾げると触れられる髪
それに嬉しそうに目を細めると思い出したようにそうだ、とポケットを探って小さなラッピングされた箱をはい、とナルに渡す
「これは?」
『クリスマスプレゼント。気に入るかは分からないけど』
ナルが受け取り、取り出したのは1つのネックレス
シンプルだけど綺麗なそれはナルにもつけられるだろうと思い買ったのだ
「……………」
ナルはそれをまじまじと見てからつけ、彩にも見えるようにする
『うん。似合う。』
にこりと笑う彩にナルも表情を緩ませゆっくり抱き寄せる
「ありがとう。…僕からのプレゼントは帰ってから渡す」
『ありがとう…。』
抱き締められ幸せそうにナルの胸元に頬を寄せると背中に腕を回す
そしてナルはそっと彩の耳元に口を寄せ
「それと、たとえ何処に居ようと僕は必ず彩を見つけ出すから。」
『っ、うん』
パッと顔を上げた彩は僅かに頬を赤くさせ大きく頷き少し背伸びをすればナルにキスをし、顔を離せば見つめ合い二人で小さく笑った
この時は気付く術もなかった
この笑顔が消える出来事が近くに迫ってることに…