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彩は銀と共に建物の周りを見て回る
『子供が多いね…』
《そうだねー…》
外で遊んでる子供を遠巻きに見ながら呟く
子供は興味深そうにこちらを見ているがそれに何の反応もせずに過ぎていく
しばらく歩いていると彩は入り口に戻りその場所から見上げる
『……』
目を細めながらじっと一ヶ所を見つめ、ふいに目を細める
《彩ー…後ろー》
『後ろ?』
彩が銀に顔を向け振り返ると背中に衝撃がくる
後ろを振り返り自分に抱きついている子供に首を傾げる
『っと…?キミは誰だい?』
「………………」
『……(私の言葉分かるかな?)』
「!」
彩の呼び掛けにパッと顔を上げた子供は笑い頷く。伝わると分かったらしい
「(ぼく永野ケンジ!)」
『そう、ケンジ君。それじゃあケンジ君、離してくれるかな?』
彩がそう言えばケンジは悲しそうに目を伏せる
そんなことを構わず腕をほどけば手を差し出す
『はい。こっちならいいよ』
パアァと明るくなる表情に彩は苦笑を浮かべ重ねられた手を握れば銀から驚いた声をあげる
《めっずらしー!》
『でしょー?』
あはは、と笑う彩に銀は僅かに表情をひきつらせごめん、と呟いた