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「今表は大騒ぎです。…何があったか知ってますか?」
『いてて…怪我人が出たとか聞いてる?』
腕に消毒液が当てられ顔をしかめながらも苦笑し
「いえ、幸いにも怪我人は居ないそうです。」
それに良かった、と息を吐くとリンを見る
『バイト終わってナルにメール送って返ってくるの待ってようとしたら異形の気配がして…人が多かったからとりあえず走って裏路地に行って…』
彩が起こった出来事を事細かに話していく
『今まで渋谷にあんなのがいるなんて情報も、気配もまったくなかった…もしかしたら…』
「もしかしたら?」
『………もしかしたら誰かの手が入ってる可能性もある…調べてみるけど…それと何か私の霊力高くなってるっぽい』
ナルが聞き返してくると彩はリンとナルを交互に見る
『対策も見つけなきゃ…』
腕を解放され見れば丁寧にガーゼが貼られておりリンにお礼を言う
「いえ…私の方でも調べときますがあまり無理をなさらないように。ではナル、後はお願いします」
「あぁ。」
リンが立ち上がり資料室に向かい座っていた椅子にナルが座る
「じっとしてろ」
ナルにそう言われキョトンとしながらも言うとおりにしていると消毒液を含んだ脱脂綿が頬にきてピリとした痛みが走る
…どうやら頬にも傷があったようだ。
『ありがとナル。それにしてもよく外に出たね…警察とかマスコミ多かったでしょう?』
「メールがあってすぐ電話しても出ないし、外で爆発が起こったと騒ぎがあったからな…探しに」
『そっか…ありがとナル。』