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町はクリスマス色に染まり賑わう中、ここ事務所でも浮かれ気分の少女が一人
「~♪出来た!」
笑いながら目の前のクリスマスツリーを見てコンセントに繋げれば光り輝く
その時所長室の扉が開き光るそれを見て眉をひそめる
「なんだそれは」
「あ、ナル!明日クリスマスだよ!この事務所殺風景で何もないから飾ってみた!」
「撤去」
ナルの言葉にえー、と麻衣は不満げな顔をする
「そんなもの必要ない。お茶」
「はいはい。」
ナルからの命令で麻衣はクリスマスツリーをそのままにお茶を入れにいく
すると事務所入り口の扉が開く
「うおー、寒い!」
「お邪魔しますわ。…あら、クリスマスツリー。綺麗ですわね」
「お、本当だ。」
「ぼーさん、真砂子いらっしゃい。やっぱりいいよね!」
急いで人数分のお茶をいれなおした麻衣がナルに向かって言えばナルに睨まれベーと舌を出した
「どういったご用件で?」
睨みをきかしたナルにぼーさんも真砂子も慣れたようで出されたお茶を飲む
「私はたまたま近くを通ったのでご挨拶をと」
「いやー、ナルちゃんがクリスマス前日にも関わらず相手が居なくて寂しい思いしてると思ってな?」
「親切をどうも。しかしあいにくですが、寂しい思いはしてませんので。そういう滝川さんにもお相手が居ないようですが?」
丁寧な言葉を返したナルにぼーさんはヴ、と唸るがその前の言葉に麻衣とぼーさんは目を見開く
ナルは自分の言った言葉を思わず後悔しチラリと真砂子を見れば袖で口元を押さえ笑っている
「え!?ナル、相手いるの!?」
「このナルが付き合うってなればそうとう美人か、頭がいいとかか!」
誰だ、と身を乗り出す勢いで聞いてくる二人に溜め息をつき口を開こうとすると
『こんにちわー。外寒いよー』
カランコロンという音と共に入ってきた人物に顔を向け固まった
「あ、彩、おつか…」
「ん?どうしっ、」
…