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彩は片付けを続けながら一通り銀に聞き終わり
『ありがとう…どうするのかな、残った彼女達』
最後の荷物を片付けると椅子に座り窓の外を眺める
《さあねぇ…ってまた来たよ》
銀の言葉に結界の向こうを見るといつもの人物が見える
その手は血で汚れている
『銀、もう終わるだろうから…結界解くよ。穏形して』
《もういいの?分かった…》
姿を消したのを確認すると小さく呟き結界を解く
すると外から息を呑むのが伝わり彩はクスリと笑い
『入らないの?』
彩がそう言うと、少し時間がたってからドアが開く
『いらっしゃい…いつも来てたね。何故分かったの?』
小さく笑うと近づいてくる相手に顔を向ける
「わかった…というより違和感があった」
そう、と呟くと目の前まできた相手の怪我をした手を取る。
一瞬ビクリと身体を震わせた相手に苦笑しながら札に力を込め怪我に当てる
痛そうにする相手にしばらく当ててると血が止まり怪我が治っていき彩は手を離す
その手を不思議そうに見る彼を見て
『ポルターガイストはどんな人が起こすもの?それが分かれば自ずと答えは見えてくるよ』
微笑みながら言うと立ち上がり相手の背中を押し教室から出し再び結界を張る
振り返る頃にはなくなったドアに目を見開く
「君の名前は…」
それに応える声はなく、変わりに結界の中から一つの式が飛んできた。開いて見ると
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ナルはそれを見て一度笑みを浮かべるとポケットに忍ばせた。