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「調子は?」
『だいぶ休んだから平気』
ベッドの縁に座ったナルが彩の髪を撫でる
それに目を細め微笑めばナルも幾分か表情が柔らかくなる
「体内の呪詛は?」
『まだ残ってるけど寝れば大丈夫…ねぇナルが連れてきたって…ここ』
自分の胸元に触れ確認すれば殆ど浄化されているのか痛みなども学校にいた頃よりはましだ
それを伝え再び部屋を見渡し首を傾げる
「ここは僕らが取ってるホテルだ。」
『やっぱり…ごめんね。私の部屋でもよかったのに…銀も居るし』
彩の言葉にナルは髪から手を離し顔を近付ければ頬にキスを落とす
「一人にはしたくなかった…」
『…ナル、ありがと…』
《ちょっとー?なーに甘い雰囲気だしてくれてるのさー。ボクを無視しないでくれるー?》
彩は嬉しそうに微笑むも銀が二人の間から顔を出せば彩は顔を赤くしナルから離れる
ナルは思わず苦笑し様子を眺める
『甘い雰囲気なんて出してないよ!』
そのまま赤い表情をしたまま銀に言えばジトーっと彩を見てくる
それに彩は銀の顔に手を当てる
『…ごめんね、銀。』
《……心配したんだよ》
『うん。』
《いつも無茶ばっかして…気をつけてよ》
『ん…』
彩が銀を抱き締めながら頷けば銀もグリグリと彩に頭を押し付けた
その時コンコンとノック音がしナルが返事をすればリンが入ってきて起きている彩に顔を向ければ微笑む
「起きたんですね…ご飯は食べれますか?」
『ご心配おかけしてすみません…あ、欲しいです。実はお腹ペコペコで』
「こちらに用意してあります。」
はーい、と頷くと銀と共に部屋を出ていった
座ったままのナルにリンは顔を向ける
「ナルも早く行きますよ。…彩が無事でよかったですね」
「あぁ」
ナルが天井を一度仰ぎ大きく息を吐けば頷き立ち上がると彩の元に向かった