Files6
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
《彩!》
廊下を走ってると前にいる銀が慌てて目の前の教室をしめす
そこは印刷室
《僕も入ろうとしたら結界かなんかで遮られて!》
『また強くなってるってことね…』
彩は教室の前に立ち、扉に触れるとバチっと手が弾かれる
《彩!》
痺れる手を一度見てから目を細めると再び扉に手をかけ痛みに顔をしかめるも無理矢理こじ開ける
そして目の前にいる麻衣の首根っこを掴み後ろからきたぼーさんに投げ印を組む
『早くここから離れて!』
「彩は!」
『いいから!…オンキリキリバザラバジリホラマンダマンダウンハッタ!』
二人が走り出したのが分かり神言を唱えれば彩の前に結界が出来、懐から符を取り出せばそこに投げつけその場から離れる
走ってベースに戻ると座った麻衣とそれを心配そうに寄り添っている綾子と真砂子、ジョン
「…っこのバカ!お前程度の退魔法で太刀打出来る相手か!彩が気づかなきゃ死んでたかもしれないんだぞ分かってるのか!」
ぼーさんの激怒に彩はそっとぼーさんの腕に触れる
「彩、大丈夫か」
その言葉に小さく頷くと彩は麻衣の前にしゃがみこみ思いっきり腕を振り上げ麻衣の頬を叩く
それに驚いた麻衣が叩かれた頬を押さえ目を見開く
「ちょ、彩!?なに『どうして無理をするの!どうしてナルを信じてあげないの!ナルはナルで一生懸命考えてるのが分からないほど馬鹿じゃないでしょう!』
叫ぶような彩に綾子は押し黙り麻衣は目を見開くが言われた言葉に涙が溢れる
「ご、…ご、めんなさ…いっ」
絞り出すような謝罪に彩は麻衣を抱き締める
『本当に、麻衣が無事でよかった…』
「ごめんなさいっ…」
麻衣は彩の言葉に嗚咽が混じりで再び謝り彩身を寄せると感じる冷たさ
水に浸かっていたようなそれに疑問を覚え少し体を離すと目を閉じ自分の方に倒れてくる身体
顔色は真っ青で意識はない
「彩…?え…彩!?」
《彩!?》