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その後校長は調査の続行許可を出し松山と共にベースを出ていった
一同ははぁーと息を吐き彩を見た
「彩怖かったよ~?」
『ん?あぁ、ごめんごめん。あーゆー教師がダメなの…自分勝手な大人って本当嫌い』
普通の笑みを浮かべた彩に麻衣は安堵し彩に抱きつく
「でもなナルちゃん。肝心の坂内が死んでんのに死人に呪詛を返すなんて出来んのか?」
「死人に呪詛は返せない。それにそもそも呪詛を行ったのは彼じゃない…呪詛を返せば呪詛は呪者自身に返る。それを知らなかったとはいえ呪者を行ったのは生徒達だ」
ナルがそう言えば坂内が彩を見る
視線を受けた彩は頷き部屋の隅にある段ボールを示せば坂内はホッとしたように息を吐いた
「いま、なんて…や、やめてよナル!そんなのダメだよ……」
「松山を見殺しにしろと?お前までバカになるなよ?知らないとはいえ生徒達は呪詛を行った。法で罰せられなくてもこれは殺人の手助けに他ならない」
「っ、彩は?彩ならなんとかっ」
「麻衣!」
麻衣が彩に顔を向ければぼーさんが止める
それは彩自身の状態がわかっている為だ。麻衣もハッとし押し黙る
「…渋谷さん、呪詛が返ったら僕らはどうなるんでしょう」
「呪者の数があまりに多い、力は分散され効力は弱まる筈です…理屈では。そうなることを祈って下さい」
「解決をお願いしたのは僕達です。それしか方法がないのでしたら…」
ナルがキッパリとないと告げれば安原は頭を下げた
「ではよろしくお願いします」
麻衣は安原を見てからナルに訴えるように声を荒げる
「松山は!?松山だけ守られて他の皆は守ってもらえないの?なんの罰もなし!?そんなのズルいよ!」
『どんな嫌な人間だって他人から殺されていい理由もないでしょ?麻衣、少し落ち着いて』
ヒートアップする麻衣に彩が困ったように言えば麻衣は首を振る
「落ち着けないよ!皆だって殺されていい理由なんかない!」