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「安原…」
「「僕は犬ではない」坂内くんの遺書の全文です。学校が僕らを犬のように飼い慣らそうとしてるの知ってました。その代表が誰かと聞かれたら僕でも先生をあげます…先生は学校の象徴だったんです」
悲痛な声で言う安原に麻衣が悲しそうに目を細める
安原、と口の中で唱えるも結局思い出せなかった彩が再び坂内を見れば腕を組みウンウン、と頷いてる
『……』
「…今さら犯人が分かった所で意味はありません。もう呪法は動き出している…呪者だろうと止められません」
「どうにかならんのか!」
松山が叫びナルがリンに解決策を聞けば首を振る
「呪詛を返すことはできるだろう?」
「できますが…返してもいいのですか?」
「あぁ…死んだからと言って心が痛む相手じゃないがわ死ぬと分かっていて見殺しには出来ない…呪詛は返す」
「呪詛を返す…?」
「呪詛を呪った本人に返すということだ。…残った霊同士が食いあって、もう間もなく蟲毒は完成するだろう。そうなれば松山を待っているのは死だけだ…それも残虐な」
「た、助かるんだな?ははっ、そうだよな…なんで俺が死ななきゃならんのだ…はは『言っておきますが原因は貴方ですよ。…それに校長先生、貴方を含む全教師も、です。』
「「………………」」
松山と校長に顔を向けながら言えば彩は小さく笑った
その目は冷たい
『さて、ここまで聞いて私達を帰しますか。…校長先生は松山を助ける?それとも見殺しにする?…あぁ、選択がもし後者なら私が完璧なまでに仕上げてあげますよ。明日には終わります』
「…彩、止めなさい」
『……この先、考えないと同じような事になりますよ。』
リンの諌める声に彩は二人を睨み声を低くして言えば部屋の隅、銀と坂内の隣に行った
そして段々先程と比べ物にならないくらい青くなった松山と険しい顔をしている校長を見たメンバーはこの中で一番怒らせてはいけない人物が分かったのだった