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「そうだな、リン?」
「はい」
「理由は?」
「滝川さん、梵字は読めますか?」
リンの言葉に校長から紙を取り上げた彩はぼーさんに渡す
名指しされたぼーさんがそれを見てなるほど、と呟く
「松山秀晴としか読めねぇや」
「なっ!?」
殺す対象が自分だとは思わなかったのだろう松山は彩をみてからより青ざめる
「年齢も書いてあるな…漢字で53歳」
「…………」
『何故名前は梵字、年齢は漢字なのか…それは漢字で松山なんて書いてあったら生徒達は怪しむからカモフラージュでしょうね』
「だ、誰がこんな……」
「ヲリキリ様が流行り始めたのは美術部と一年生の間からだそうです。そしてこの呪法は誰もが簡単に知ることの出来るものじゃない。よほどこういうことに興味のある人物でないと…」
彩は銀の隣にいる坂内に顔を向ければ本人は俯いている
銀が彩の視線に坂内を見上げたが目を見開き彩を見る
笑ってるよ
『………………』
笑ってる?…あれか、松山がこんな青ざめた所を見たからか…どんだけさ…まぁ心配いらないってことかな…
彩が苦笑を浮かべると松山の叫びに顔を向ける
「あ、あのバカなんて事をしてくれたんだ!なんで俺が…」
「何故自分が選ばれたのか本当に分からないんですか?」
今まで黙っていた安原が声を上げれば彩は顔を向ける
……やっぱりどっかで見たことがある…?
その容姿に何故か見覚えがある気がし首を傾げ考えはじめた