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「すぐに帰る準備をしてもらおう。」
戻ると開口一番校長がナルに言えば松山も僅かに笑みを浮かべて頷く
「会議で決まったからな…もう用はないんだ。さっさと引き上げるんだな」
「その前に少しお話があります…リン、あの紙を」
ナルが荷物を部屋の隅に起き彩はその上に荷物を置くとリンが差し出す紙を受け取り校長に渡す
「なんだこれは」
『呪符です。見覚えは?』
彩が松山を見れば校長の手元を覗き込みハッと笑う
「バカな遊びだろ…それよりお前は誰だ。今まで居なかっただろう」
『名乗る必要性が感じられませんので…ここに居るのは彼等と同じ理由ですよ』
いつも以上に冷たい目をしながら言う彩に周りは驚く
彩が一度松山を睨めばナルに顔を向ける
「あなたがいう遊びに使われていたもので誰かがこれを新式のコックリさんと偽って広めたと思われます」
「それで?」
「これは呪符の中でも呪殺に用いられるものです」
ナルがそう言えば校長と顔を見合わせた松山が笑い始める
「ハッ、バカバカしい!呪いなんかで人が殺せるわけないだろうが」
『試しましょうか?私ならその一枚で人を殺せますよ』
彩の綺麗な微笑みを混ぜた返しに松山も校長も、そして他のメンバーまでも顔を青くし真砂子が思わず彩の服の裾を掴む
「っ!だ、だいたい誰を呪い殺すっていうんだ?」
「松山先生 をです」
ナルまでも真顔で言うため流石の松山も言葉を無くした