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『ナル、寄りたい所があるんだ』
「寄りたい所?」
手を繋ぎ屋上に続く階段を降りながら彩が言えばナルが疑問符を飛ばす
『私の荷物とか』
階段を降り近くの準備室に入れば中の様子にナルは目を見開く
「ここで寝泊まりしてたのか?」
『そ。…ごめんナル、そこの段ボール1つ持ってもらえる?』
ナルが言われた段ボールを見れば首を傾げ中を見て目を見開く
「これは…」
『ナル達に姿を現さなかった理由の1つだよ…これが終わったら皆の所に行こうとしてたの…全生徒の分がある。まだ蟲毒は完成してない筈だから…でも今の私じゃ呪詛返しもろくに出来ないからリンさんに頼めないかと思って…って、あ…』
自分の荷物と段ボールを1つ持てばナルに顔を向けると持っている段ボールを取られナルが2つを軽々と持って準備室を出る
「ちゃんと返せると思うか?」
『分からない…けどやれる手はこれくらいかもって…』
「それなら麻衣達には黙っておこう。」
『ちゃんと説明しなきゃ麻衣反対するんじゃない?』
「結果が分からなきゃ同じだ。」
再び二人で歩き始めれば向こうから麻衣が慌てた様子でこちらにくる
「ナル!彩!大変!」
叫ぶような麻衣にナルと顔を見合わせれば麻衣に首を傾げる
『どうしたの?』
「今、松山と校長がベースにきて帰れって!会議で決まったって!」
『!』
その言葉に目を見開きナルを見れば溜め息を吐き
「そのまま松山先生と校長を引き止めろ。話があると」
「分かった!」
再び麻衣が来た道を走っていけば彩とナルもベースに向かった