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「ねぇリン、道摩法師ってなによ?」
彩が出ていったのを見てることしか出来なかったメンバーは今だ驚いてるリンに顔を向ける
それに僅かに目を付せぼーさんを見る
「滝川さんは知ってますか」
「道摩法師ってぇと平安時代の安倍晴明のライバルとされた呪術師だったな…蘆屋道満(あしやどうまん)って言い方もある…呪詛が得意な陰陽師だよ」
「呪詛が得意な一族の子孫…彩が?でも全く逆の事してるじゃない…私達を助けたり呪詛を引き受けたり…」
綾子がポツリと呟けば麻衣が手を上げる
「呪詛を引き受けるとどうなるの?」
「呪いそのものを身体に入れる…一気に体力、気力奪われて激痛や苦しみが襲うでしょうね…力のない普通の人なら時間経たずに死に、力があっても動く事も難しくなるでしょうね…しかし道摩法師の子孫ならその免疫力も高い…彩の言う通り死ぬことはないと思います」
「彩はそんな事を…」
なんともいえない沈黙が走る中、ナルがメンバーを見渡す
「彩は昔、この一族の子孫として生まれて実の親に実験台にされた…」
「実験台…?」
ぼーさんが聞けばナルは頷く
「子供の頃それが嫌で逃げたしてきたんだ…彩から聞いたことを話そう…」
そして一瞬ナルが迷うも彩が語った過去を話始め、終わると麻衣が走りだした
「(彩!どこ!)」
「麻衣!ちょっと待て!」
呼び止めるぼーさん達の声を背後に聞きながらも走り続け、ふいに聞こえた笛の音に足を止めた