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彩が印を組み神言を唱えようとするといきなり部屋全体が揺れ大きな力によって弾き飛ばされる
麻衣も背中を打ったようで蒸せているのが分かる
『(とりあえず麻衣だけでも助けなきゃ…)』
ゆっくり起き上がり外に出ようとする麻衣に構わずドアを開け放つ
「え?!」
『(っ間に合わない!)麻衣!姿勢を低く!』
「え、彩!?どこに『早く!』
彩は半ば無理矢理麻衣にしゃがませ抱き締めるようにする。腕の中でうぎゃ、と声がするも再び全体が揺れ足元がなくなる
『っ…』
体を縮めていたため衝撃はそんなに無かったもののそれでも身体には響く
麻衣を解放すれば先程開いたドアを確認し大きく厚い板をドアの下に持っていく
「彩?どこにいるの?…どうなってるの?!床が全部落ちてる!」
『そんなことはいいから早く立って!逃げるの!すぐそこに奴はいるのよ!』
少し怒鳴るような声に麻衣ははい!と立ち上がりドアの方に行く
それを彩は手助けし後少しの所で声がかかる
「麻衣?!」
「ナル!」
「これは…何があった?」
「よく分かんないよ。大きな『いいからさっさと出る!ナルは早く麻衣を引き上げて!』
話始めた二人に彩はイラつきを感じ思いっきり声を荒げればナルは目を見開き麻衣を引き上げる
「彩!」
『うん!…っ麻衣ごめん!』
「え?きゃぁっ」
麻衣が外から手を伸ばし彩も手を伸ばすが天井から聞こえた音に目を見開き咄嗟に二人を廊下の方へと突き飛ばし自分は頭を抱え身を小さくする
「彩!?」
ナルの叫びを最後に天井が落ち彩の意識は遠ざかった