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《姿見せるの?》
『んー…リンさんに気づかれたし、そうなるね…これが終わったら…』
彩は人形作りに専念しながら銀の言葉に答える
『……………~、終わった!』
最後の一枚を書き終えれば大きく息を吐き段ボールの中に入れる
《よかった…けど顔色が悪い。少し休んだら?》
『大丈夫。麻衣の様子も見に行きたいから…多分保健室にいるかな…その後皆に会って説明する』
ゆっくり立ち上がれば一度背筋を伸ばし言えば銀は心配そうにするも頷く
《そうして》
『じゃあ行こ。坂内君はどうする?』
「僕も行くよ」
OK、と準備室を出て彩達は保健室に向かった
保健室について中の様子を伺えば中には綾子の声がする
「こら!なにやってんのおバカ!」
「綾子!一階の印刷室に行って!ジョンと安原さんがいったの…あそこ危ないのに」
慌てたような声に彩は銀に合図をし様子を見てくるように頼む
それに頷いた銀は消えそこから離れた
それと同時にドアが開かれる
「不動明王呪を唱えた後にやりなさい、すぐに戻るから」
彩は坂内に廊下にいるようにも言い閉まる前に中に入る
麻衣はベッドに横になったままだが顔色もよく安堵する
しかしふいに顔を上げ麻衣を庇うように側に行けば辺りを見渡す
『(ここは…奥から二番目のベッドか…)』
そこに目を向けると確かに誰かが寝ている。麻衣がゆっくり起き上がると同じくそれも動く
『(影みたいね…ちょっと銀を行かせたのは失敗かもね…お…)』
彩がそんなことを思ってると麻衣が指を組み退魔法を唱える
それに影響されたのか影が揺らぐ
『(この子は本当に本物なのね…けどまだこの子は)』
ここまででかくなった鬼火は対処できない。
…