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『(間に合ったみたい?)』
《おう。》
彩が麻衣の体を外に出しながら言えば銀も出てくる
『(銀が麻衣の側にいてくれてよかったわ…お守りも役にたったようね…)』
心底安堵したように言えば麻衣の脈などを調べ問題ないことを確認する
「彩、誰かきた」
坂内の言葉に彩が立ち上がりそこを見ればリンが走ってくる
もしかしたら麻衣の悲鳴が聞こえたのかもしれない
「谷山さん?」
リンが倒れてる麻衣の側に行き空いてる生物室の中を見て眉を潜めると抱き上げる
自分達も戻ろうと手で伝えれば銀も頷く
そして去ろうとするが
「彩、ナルや皆さんが大変心配しています。いい加減姿を現したらどうです…また影から動くつもりですか?」
『(…え?)』
《あららら》
彩が驚き振り返るとリンは見えない筈の彩の方に苦笑混じりの顔を向けている。
「せめてナルの通信だけでも応えてあげなさい。」
『(え、ちょ…何…)』
混乱してる彩を他所にそれだけ言ってリンは来た道を戻っていった
それを呆然と眺め彩は銀を見る
『(なんで?)』
「今は呪詛で一時的に力が低下してるからじゃない?」
『(そうにしてもなんでいつもリンさんにバレるんだろ…)』
がくりと肩を落とした彩に銀と坂内は苦笑をもらし準備室に帰っていった
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