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《彩、大丈夫?》
『(大丈夫よ。夜まで寝る…夜になったら起こしてくれる?)』
準備室に帰ってきた彩達はふぅ、と息を吐き各々座る。銀が心配そうに見上げてくるのに微笑みながら言う彩に銀は小さく頷く
彩は一度銀の頭を撫でると坂内の方に顔を向ける
『大丈夫?』
「うん…ごめん」
『?』
急に謝った坂内に首を傾げながら見てれば泣きそうな程顔を歪める
「僕があそこにいなきゃ…よかったんだ…そうすれば彩がっ」
彩は首を振り少し強めに坂内の頭を撫でる
『私なら大丈夫。こうゆう事をするのが私の仕事だから気にしないの…坂内君を守れて良かった』
《陰陽師は体内に入った呪詛を浄化することが出来るから死にはしないよ…体力、気力の呈かには繋がるけどね…寝てれば治る…ってことで早く寝ろ》
僅かに固い声で言う銀に手を伸ばし引き寄せればわしゃわしゃと頭を撫でる
『分かってるって。ちゃんと夜起こしてね?後一応麻衣やナルの様子もお願い』
《おう任せて》
「本当にありがとう彩。」
『どういたしまして。最後まで一緒に見届けようね…おやすみ』
そのまま横になり意識をなくすように寝始めた彩に銀は一度すりよると坂内の隣にくる
《彩って本当仕事バカ…周りの心配も他所に無茶するから困ったもんだよ…》
「銀、僕に怒ってないの?」
《怒る?》
「だって僕があそこに居たから彩がこんなことになっちゃったんだよ?」
キョトンとした銀に坂内は呟くように言えば納得したように頷き、すぐに首を振り笑う
《反省してる人間を罵る程バカじゃないから。マツヤマと違って大人でしょ?》
「銀もありがとう…マツヤマは思い通りにならなくて癇癪起こす子供と一緒だね」
その後も坂内と銀はマツヤマの事について笑っていた