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一騒動があった朝、彩は銀をナルではなく麻衣に着いていくように言った
今回彼女は凄い力を発揮している。
何かあるかもしれないと伝えられたのだ
今銀は麻衣について歩いている
《…この嬢ちゃん、どっから力出てんだ?》
トコトコと歩きながら麻衣を見上げて呟く。すると後ろから足音が聞こえ振り返る
「おいどうだ、除霊とやらはすんだか。今朝また火事があったそうだな…除霊なんか出来てないんじゃないか?」
《…えーっとこの人がマツヤマだっけ?》
「だいたい幽霊なんて元々居ないんだよ。ありもしないものをでっち上げて詐欺のような真似をして、どうせ金儲けが目的なんだろ!」
《…………》
マツヤマの言葉に怒りが沸々と込み上げるも銀は睨むだけで何もしない
そんな時、すでに慣れたのか麻衣は遮る
「あの!すみません仕事中なので、苦情は責任者に言って下さい。失礼します!」
九十度に頭を下げた麻衣にマツヤマは尚も続ける
「幽霊だなんだとバカな迷信に振り回される奴がどうなるか、教えてやろうか!?」
マツヤマが坂内の事を言えば銀は目を見開く
ふいに笑った顔の坂内を思い出す
《こいつのせいで…こいつがここにいるから…彩、やっぱこいつ救う必要あるのかな…》
悲しげに顔を伏せた銀が彩を思いだす。もし自分がそう言っても見捨てはしないだろう…
麻衣もマツヤマの言葉に反応し怒鳴るように言ったと同時に凄まじい悲鳴が聞こえた
銀は嫌な予感がし咄嗟に麻衣と駆け出せば扉の向こうに目を向け思わず目を見開いて叫んだ
《彩!》