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《でもあれは、あの虫を使った呪詛だよ?…けど虫なんて…あ、まさか…呼び出された霊で蟲毒が出来上がる…?》
『そう。霊がここまで多ければありえる。取り込むのも見た…この学校は壺なのよ…』
「蟲毒が完成したら?」
『坂内君も知ってるのね…マツヤマは死ぬわ…残酷な死に方でね。…ナル達が間に合わなかったら終わりよ。まぁ、万が一そうなったら私が対処するわ』
顎に手を当てながら言う彩に銀はまだ納得いかないようにむー、と唸る
坂内はなんのことか知らない為首を傾げれば彩は小さく笑い
『私が呪詛を引き受けるの。この身を形代にしてね』
「そんなことしたら!」
『大丈夫、寝て体内に入った呪詛を浄化していけばいいんだから』
なんでもないように言う彩に銀は顔をしかめ不機嫌そうに俯く
坂内も眉を潜めるがフと気づいたように顔をあげる
「人形は?」
『凶暴化したら人形だって耐えられない…死なないにしてもマツヤマには影響があるはず』
「いや、生徒達に返すの。殆どの生徒がやってるし分散されるんじゃない?」
坂内がそう言えばハッとしたように銀と彩は顔を見合わせる
《そうじゃん!!マツヤマじゃなくて生徒達になら分散されるから人形も耐えられる》
『坂内君ナイス!人形のこと考えなかった!それでいこ!』
彩の言葉で坂内は小さく笑いさっそく準備に取りかかろうと屋上を出た