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「そうだよ。」
それから坂内はこの学校のこと、教師のこと、自分のことを話をはじめる
それを黙って聞き話が終われば真剣な表情で坂内を見る
『気持ちは分かったよ。けど呪詛を放ってはおけないの。これでも陰陽師だから…絶対マツヤマや学校には何かしら報いがやってくる。私の上司がこの学校に来たから彼等も解決に向けて動き出すわ…。坂内君はどうしたい?止めたい?』
「僕にはもう止める術もないよ…けど、僕が撒いた種だから見届けたい」
彩の真剣な表情に坂内は小さく息を吐き言う
『おっけ。じゃあ私と行動しましょ。全てが終わるまで坂内君は全力で守るから』
「分かった…よろしく…上司…って別行動してるの?」
『色々事情があるの。元々は本業の方に依頼があったんだけどマスコミ嫌いだし教師の評判も悪かったから姿消したままでやろうとしてた…けど上司が参加するなら影ながら協力するつもり』
「本業?」
『黒蝶って言って分かるかしら?』
彩が少し気の抜けたように言うと坂内はこれでもかと目を見開く
「黒蝶?!あなたが!?」
坂内の目が異様に輝き、それを見た彩は冷や汗を流す
『なに?』
「いや、まさか今になって黒蝶に会えると思わなくて!生きてる時、一度でいいから会ってみたかったんだ!」
イキイキとしている坂内の生きてる時、という言葉に彩は目を伏せ苦笑を浮かべる
『そっか…ま、ここで会えたのも何かの運命。少しの間だろうけどよろしくね』
「うん!」
年相応の返事に思わず小さく笑い、とりあえずその上司達を見に行こうと屋上から出ていった