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銀がその言葉にもう反対をする
《彩がどうなるか分からないじゃん!陰陽師でも呪詛を受ければただじゃすまないって分かってるでしょ!?》
『生徒に返したらどうなる?大惨事になるわ。』
《自業自得じゃん!》
銀が吠えるように言うと彩はしゃがみこみ頭を撫でる
『そうだね…けど呪詛は見逃せない。分かるでしょ?私なら大丈夫。他の手も考えるけどそれまでは少しずつでも減らさなきゃ』
《………………なにかあったらナルが悲しむよ。僕も》
『うん、気を付ける』
悲しそうにする銀に頷くともう一度銀の頭を撫でた後彩は立ち上がり戻ろ、と微笑んだ
学校の中に入ろうとすると銀が彩!と叫ぶ
それにそちらを見れば遠くに見知った黒を見つけ目を見開く
『え…?なんで?』
《調査じゃないの?ナル達にも依頼きたんじゃない?あ!ってことは彩が呪詛引き受けなくてもいいんじゃない?》
『確かに。少し様子見よう。けど、ナル達が来たなら情報には困らないね』
銀の言葉に頷くと彩は笑いながら言い校舎の中に戻っていく
《姿見せないの?》
『タイミングが合えば姿見せるよ…でも多分これから平然でいられないことが多いと思うから見せたくはないんだけど…』
苦笑しながら言うと銀はそうだけどぉ、と呟いた
一度屋上に向かい荷物を持つと階下に行きナル達を探す
その途中、視線を感じそちらを向くと一人の男の子。興味深そうにこちらを見ている
『君、自分のこと分かってる?』
問いかけるように言えば男の子は頷く
《名前は?》
「坂内…坂内智明」
『坂内…』
彩はメール内容を思い出した
自殺した…坂内智明
『何の未練が…ってそうか、君があの紙を広めたんだね』