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『神社ってここだよね…』
《黒っ》
学校を出て少し歩いた所に佇む小さな神社。殆ど手が施されてないのか荒れていて何故か黒い靄が出ている
彩は一度息を整え辺りを見渡すと古びた祭壇の横に一ヶ所だけ異様に黒い靄が出ている場所を見つけ眉を潜める
そこには大きな石があり、その下にははみ出す程の紙があった
『これが原因か…っ、これは…』
彩が石を退かし手を伸ばせば黒い靄が蠢くように彩の手に的わりつく
それに構わず一枚手に取り見れば目を見開く
《彩?》
心配そうな銀の言葉に見せるようにすれば眉を潜める
『狂わすには四つ辻、殺すには宮の下…これは呪符だよ…ここにあるということは人を呪い殺す為のもの…多分生徒達がやってたのはこれ…こっくりさんと称してね…』
《誰がターゲットなの?》
『梵字で書かれてる…マツヤマヒデハル…って人。けどただの生徒が梵字なんて知ってるとは思えない。多分このマツヤマって人に恨みがある人がわざわざ広めたんだろうね…』
《あんなに霊がいる理由が分かったよ…どうするの?》
銀が唸りながら彩を見れば目を細め手に持った紙を元の場所に戻す
『知らぬとしても呪詛を行ったのは生徒達よ…簡単に返すわけにはいかない。皆素人だろうけどこんな大量の霊がマツヤマにいったらそれこそ死んでしまう…だから私に出来る事をするよ』
《出来ることって…まさか…ダメだよ!そんなことしたら!》
彩は一度柏手をしたあと銀を見て苦笑を浮かべる
『防ぐ方法は返すしかないの。除霊しても意味がない…だから、
私が呪詛を引き受ける』