Files6
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
彩は即行動、ということで屋上から出れば玄関から近い事務室に向かい来客用である小さなパンフレットを取ればそれを見ながら歩く
今は授業中で教室内には入れない為、学校の端から端まで
『(こうやって歩いてるとお化け屋敷にいるみたい…)』
どこにいても目の前でふよふよと動く人魂に彩は呟くと銀も頷きたまに人魂を追いかけ回している
『(それぞれの場所見てみたいけど生徒が居れば勝手に扉を開けた途端騒ぎになるだろうし…動くのは夜かな…というかこれだけ多いとどこから手をつけたらいいか分からないんだけど…)』
彩がボヤきながら屋上に向かいドアを閉めるとその場に座り込む
そして懐から笛を取りだし口に当てるとそっと奏ではじめる
銀は彩の横でふせの姿勢をして心地良さそうに目を閉じた
……私に応えて…なぜ君たちは呼び出されたの?
彩が心の中で囁き目を開けると目の前には黒い犬。手を伸ばせば寄ってくる
… 向こうの、神社の下………
黒い犬は一度フェンスの向こう側を見てグルルと唸り消えてしまった
彩は笛を止め神社?と呟く
『…行ってみるか…』
立ち上がり笛をしまうと銀も険しい顔をして頷き共に屋上を出た
「綺麗な音色だったな…」
その頃授業中だった一人の少年はポツリと呟くが同じ事で騒ぎ始めた生徒とそれを怒る教師の声でかき消された