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『緑陽高校ねぇ…テレビのニュースも新聞もこればっか…そして、私のパソコンにも』
《以前にも増して?って…59件!?あ、また来た》
彩は自らのパソコンを眺めれば溜め息を吐く。現在進行形でくるメールを一応読んでいるが流す程度
一番最初に生徒会長と名乗る者からメールが来た為マスコミが絡む為断ったものの次々にくるメールにうんざりしたように頭を抱える
《受けたら?》
『うー…式占したら今回も呪詛関係らしいんだよね…嫌だなぁ…』
《それは嫌だねぇ…やめとく?》
銀がそう言えば彩は机に突っ伏す
『メールの内容では教師が最悪だっていうし…呪詛関係なら平然としていられる自信がないから余計イラつくだろうし…』
《……ねぇ、彩ってお金目当てでこの仕事してないよね?》
『もちろん…銀が一番よく知ってるでしょ』
彩はいきなりの銀の問いに顔だけを上げ頷くと腕を伸ばし銀を撫でる
《姿消してやってみる?》
『…姿を消して?』
《彩には広重直伝の便利なものがあるじゃん!》
彩はその言葉にハッとし体を起こせば手をポンと重ねる
『銀頭いい!今までやったことないよね…効力がどれだけ持つかとかも試せるし何をしても教師に何か言われることなく調査出来るしマスコミにも見られない』
彩は少し楽しそうに笑顔を浮かべると全てのメールに丁寧な言葉で断りを入れパソコンを閉じ、すぐに用意を始めた
用意が出来ると彩は当分の間、依頼があるからそっちに行けない、とナルにメールすれば一日一度は連絡するように返ってきて、思わずにやける顔を銀に見られおちょくられたのだった
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