Files5
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「気がついた時はこの姿よ~~」
真砂子が大きなため息を吐きながら言った所で彩はナルをチラリと見る
それに気づいたナルは早く帰りたいと目が語っている
「じ、じゃあその男の所に直接化けて出れば…」
「やったわよ…やったわよ。枕元に立ったり肩に乗ったり…ききゃしなかったわよ~…だから腹いせにヤツの変わりにこの公園でイチャつく人々を同じ目にあわせてっ」
「そんなのダメッ!」
ライトが当たってるように大きな動きと発せられた言葉に麻衣が大声で止める
麻衣の言葉に真砂子についた女性は驚いたように顔を向ける
「どうすればいいとか分からないけど…だから無責任だけど…でも、恨んだり恨まれたり…そんなの…」
そのまま俯いた麻衣の頭をぼーさんが撫でる
「…貴方だって今の状態がいいものだとは思わないはずです」
「そうそう、いつまでもそんなことしてると地縛霊になっちゃうぞ」
『貴方にとって一世一代の恋だったかもしれないけど、ここに居て囚われてたらだめよ?来世で必ず好い人が現れるわ…。』
ナル、ぼーさん、彩が言えばキョトンとした顔が返ってきて小さく笑う
「あなたたち…心霊オタク?…けどそうね…損かもしれないわねぇ……なんだか目からウロコが落ちたようよ~」
最後にありがとう、と呟いた女性に彩は微笑み真砂子の髪を撫でる
『それじゃ、目を閉じて…光に向かっていきなさい…』
彩の優しい声につられてか真砂子は目を閉じ女性が出ていくと真砂子の身体を支える
〈話を聞いてもらえてなんだかサッパリしたわ~…貴方が言うように来世こそ…〉
そう呟いて消えていった女性を最後まで見送ると同時に目が覚めた真砂子は何が起こっていたのか分かってなく麻衣やぼーさんが説明していった