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しばらく沈黙が続き、ふいにナルが口を開く
「僕流の慰め方…か」
『…………違うの?』
「僕は変態に成り下がった覚えはない」
彩が真顔で言えば溜め息を吐いたナルが言う
『じゃあ何でキスなんて…何も言わずに出てっちゃうし』
膝に顔を埋めながら呟くように言えばそれは、と返ってくる
『それは?』
「……分からない。彩の表情を見ていたら…それで気まずくなって…」
腕を組み本当にナルも分かっていないのか不思議な顔をすれば顔を上げた彩と目が合う
彩はナルの返答に頬をかき苦笑を浮かべる
『そんな変な表情してた?』
「いや…彩笑え。」
『は?』
「そうすれば僕のとった行動が分かる気がする。早く笑え」
彩はナルの言葉にキョトンとするもすぐに吹き出し声を出して笑いだした
『あははっ、なにそれ!命令で笑えなんて初めてだよっ』
「……………」
笑いだした彩にナルは一瞬目を見開くも自らも小さく笑い椅子から立ち上がればベッドの縁に座る
『っ、あー苦しいっ。久しぶりにこんな笑ったよ。んで?私笑ったけど何か分かった?』
「あぁ、分かった。」
目尻に溜まった涙を指で掬い側にいるナルに顔を向ければいつの間に近くなった距離と頬にくるナルの手に彩は顔を上げナルの顔を見ると目を見開く
ナルがこれ程までに優しく微笑んでるのを見たことがなかったからだ
思わず見惚れる彩とナルの目が合う。そして頬から手を離され首の後ろをグイと引かれれば重なる口と口
再びキスをされた