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彩は合計9つの袋を用意すれば完成した、とベッドに寄りかかった
《確かに…ところでそれって…》
『御守りだよ。皆にって…』
1つを手に取り目を細めながら微笑み銀を見る
『私、自分でやれば皆を守れる、そう思ってた。けどそれって皆を信じてなかったって事なんだよね……ナルがそう教えてくれた…』
《うん》
『銀だって今まで伝えてくれていたのにね……銀は私を皆から遠ざけなかった…』
そう、銀は人間嫌いだ。本能的に何かを察するのか嫌な人間が近くにいると彩を離そうとするのだ
けど、真砂子はもちろん、ナルやリン、麻衣、ぼーさん、綾子、ジョンは離そうとせず逆に懐いた
これがこの人は信頼出来るという現れ
それを彩は見てみぬふりをしていたのだ。誰もが同じだと、思い込むようになったから
『ごめんね、銀。これって銀まで信じてなかったってことになるのにね…』
《ううん。ボクは大丈夫だよ。だって分かってくれてたんだもん。けどボクは彩のために居るってことを忘れないでね》
『うん、ありがとう…』
首を振る銀に微笑みながら銀の頭を撫でた